相模湾を見下ろす峯山の奥深くに、かつて「大池」と呼ばれた池の名残があります。昔、この池には大蛇が住んでいて、その身体は大きく、海のほうに尾が出ていたと言い伝えられています。その尾が「尾が島(おがしま)」だそうです。「尾が島」は、長者ヶ崎の南側に並ぶ小さな島です。
気候温暖な観音崎では、ヤブツバキやスイセンが見頃を迎えました。花の少ない季節の中で、ヤブツバキは園内のいろいろな場所で、スイセンは観音崎自然博物館周辺などで見ることができます。ツバキは海岸近くの山地を好む常緑高木で、自生種をヤブツバキ/ヤマツバキと呼んでいます。園芸種には品種が多く、花の色や形も多種多様です。ヤブツバキには、花の蜜を吸いにメジロやヒヨドリも頻繁に訪れています。蜜を吸っている場面を見かけることができるかもしれません。